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本を読む−19 |
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30005119 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する) |
テキスト名: | 柳田國男『蝸牛考(かぎゅうこう)』岩波文庫 |
民俗学者である著者は、書名のとおり「かたつむり」の方言を題材に、言語中心地で起こった改新の波がだんだんと地方へと広がり、その結果として周辺部ほど古い語形が残るという仮説(方言周圏論)を立てた。本書はエッセー集といった構成で、一般向けに執筆されているが、戦前の日本語で書かれており読むのが難しいと感じるかもしれない。方言や言葉の変化、民俗学などに関心を持つ学生に薦める。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 青砥研究室:1344号室(1号館3階) オフィス・アワー:火4限、木4限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者はメールで連絡のこと。 aoto1230@kanda.kuis.ac.jp |