前期(火・3)時間割表へ
    生物学IA
  人体の構造と、細胞の代謝・運動
IIJIMA AKIKO 
飯島 明子
2単位 
1〜4 
前期 
30003501

自分自身の身体について知り、自分や家族の健康を守るためには、人体各器官・組織について、またヒトを含めた全生物の構成単位である細胞について知る必要がある。この講義では、人体各組織の構造と機能について、次いで細胞の構造と機能、特にエネルギー獲得方法と細胞の運動について理解を深める。生物学IIAもしくは IIB(後期)も合わせて履修することが望ましいが、必須ではない。途中で数度小テストを課し、自己採点により理解を深める(小テストは成績には含めない)。
講義時間外に、目黒寄生虫館と国立科学博物館自然教育園(目黒)の見学により、生物相互の関係について体験的に学ぶ。(寄生虫が苦手な学生は、自然教育園見学のみの参加も可。)この見学は土日を予定しており、日程等については初回講義で説明する予定である。ただし荒天の場合は、国立科学博物館(上野本館)見学とする。現地までの交通費と入場料は自費とする。
また講義時間内に天候が良ければ、少なくとも1回、学内において生物の観察を行う。履修人数が少なければ、顕微鏡にて細胞の観察も行う。

評価方法: 試験成績(80%)とレポート(自然教育園における生物観察と目黒寄生虫館見学について、20%)による。

テキスト名: 教科書は指定せず、適宜プリントを配布する。

注意事項: 1)「学内における生物観察」は、14回目に行うとは限らない。天候と、植物・昆虫等の状況により適宜行う。
2)学生の理解に応じて進み方を変更する場合がある。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 講義の目的と計画の概説
2. 人体各器官の構造と機能 1.(自分の内臓を描いてみよう!)
3. 人体各器官の構造と機能 2.(身体を支える・動かす)
4. 人体各器官の構造と機能 3.(呼吸する・循環する・感じる)
5. 人体各器官の構造と機能 4.(消化管 〜私たちの内なる外界〜)
6. 細胞 1.(骨にも細胞はある! さまざまな細胞、細胞の発見、細胞の構造)
7. 細胞 2.(生物の構成単位としての細胞、細胞分裂、生体膜)
8. 食べた物はどこへ行く? 消化・吸収、酵素について
9. 細胞 3.(エネルギーを得るとはどういうことか)
10. 細胞 4.(酸素を使う呼吸と使わない呼吸)
11. 細胞 5.(酸素呼吸の最終段階は水素電池と似ている!)
12. 細胞 6.(光合成と酸素呼吸の共通点と相違点)
13. 細胞 7.(動く細胞、動くタンパク質)
14. 学内における生物観察
15. 国立科学博物館付属自然教育園における生物観察と目黒寄生虫館見学(時間外)