後期(水・4)時間割表へ
    憲法IIA
  統治機構と正統性
IWAKIRI DAICHI 
岩切 大地
2単位 
1〜4 
後期 
30003001

 憲法は、国家権力を統制する法であると同時に、政治の法でもあります。そして現在、政治は民主制によることが当然のことですので、憲法の内には誰にも縛られたくないような民主制の局面と、民主制ですら拘束されるべき局面とが含まれています。我が国の統治機構について扱うこの授業を通じて、憲法や民主制などの動態を検討しましょう。

評価方法: 原則として期末試験の評価によるが、出席点(あるいは小テスト)等の結果も総合的に考慮に入れて評価します。

テキスト名: 目で見る憲法〔第3版〕2007

  小型の六法を持参してください。例として
『法学六法'09』(信山社)(1000円)などがあります。

注意事項: 授業計画は、あくまで進行予定です。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
授業の全体的説明や授業を受けるにあたっての注意事項について説明します。
2. 国民主権と憲法制定
憲法はなぜ正統なのか、そして憲法改正が厳格な手続によるのはなぜか、考えましょう。
3. 権力分立
権力分立の原則について、その大枠を理解しましょう。
4. 国会の地位
憲法上国会は「国権の最高機関」などとされています。これはどのように理解されるべきでしょうか。
5. 国会の組織・活動
両院制や国会議員の地位についてみてみましょう。
6. 国会の権能・議院の権能
国会と議院を区別して考えることを学びましょう。
7. 選挙制度
現行の選挙制度の概要をみて、さらに選挙制度改革等について考えましょう。
8. 内閣の組織と権能
内閣総理大臣の位置付けについてなど、みてみましょう。
9. 議院内閣制
国会特に衆議院と内閣の結びつきを意味する議院内閣制。その由来と意義について考えましょう。
10. 裁判所・司法権、裁判所の構成
司法権の範囲、つまり裁判所が事件を受け付けることのできる範囲について説明します。
11. 違憲審査制
裁判所による違憲審査について説明します。
12. 地方自治
地方自治の諸原則についてみていきましょう。
13. 予備日
14. 予備日
15. 期末試験