後期(木・3)時間割表へ
    文化人類学研究IIE
  
ABE TSUKASA 
安倍 宰
2単位 
1〜4 
後期 
30002805

 本講義の目的は、20世紀後半の文化人類学の学説に照らして、その可能性を考えてゆくことにあります。この時期は、この学は未開社会の学であることから遊離し始める。前期の「都市人類学」成立の周辺事情をめぐり、文化人類学がいかに“現代社会”の学へと展開しようとしてきたのかを考えよう。

評価方法: 原則として期末試験で評価する。“一発”に自身がない向きは、ヴォランタリーなレポートを提出してもよい。詳細は質問すること。

テキスト名: 文化人類学[カリッジ版] 医学書院

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 政治人類学の展開
2. 「対立」をめぐる人類学の発生
3. エスニシティ(理論編)
4. エスニシティ(事例編)
5. エスニシティ(分析編)
6. 応用人類学とはどのような学問か
7. 日本社会における暴力の歴史
8. 「民族社会」における暴力
9. 日本文化と「近代」
10. 現代日本の暴力
11. カルチュラル・ポリテックス(理論編)
12. 地域文化の“資本化”
13. 過疎化の中の地域文化
14. 予備日
15. まとめと復習