後期(木・1)時間割表へ
    日本語総合講座III
  
TSUCHIYA MARIKO 
土屋 真理子
2単位 
1〜4 
後期 
20802100

<目的>日本語の上級段階から超級段階に進むために必要なコミュニケーション能力、ストラテジーや談話構成・文法能力を高め、よい話し手・聞き手になることを目指す。
<内容>★以下3点を中心に、小グループで練習を行う。
1.論理的で説得力のある意見、情景や心情の詳しい描写、複雑なことの説明、社会問題の説明などができるようにする。
2.場面や相手に適した話し方、意見などを裏付ける具体的な情報の提示の仕方、よりわかりやすく伝えるための表現・語彙の使い方などを練習する。
3. 異なる考え方や感じ方を認め尊重しながら、お互いの考え方を伝える姿勢などを学び、人間関係を考慮したコミュニケーションができるようにする。
      ★以下2点は学習者個人が自身の学習を振り返る活動を行う。
4.他の学生の発表を聞いたり、クラスゲストと話したりすることによって、自身のコミュニケーション能力の不足、問題点を自覚し、改善点を認識できるようにする。
5.自己評価活動を行うことによって、自身の学習の方向の選択、自身の問題の整理、自身の行動の取り方の決定を学習者自身で管理できるようにする。

評価方法: 出席、積極的・自律的な授業参加、グループ活動の取り組み、課題提出(自己評価シート、レポートなど)などを総合的に評価する。

テキスト名: 日本語超級話者へのかけはし:きちんと伝える技術と表現スリーエーネットワーク2007

注意事項: 初回授業で授業の詳細、テキストについて説明するので、履修希望者は必ず参加すること。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. コース説明
各自の授業における目標を考える活動を行う。
2. 好きなシーンを紹介しよう
3. 子供たちに母国の行事を紹介しよう
4. 困った状況を伝えて交渉しよう
5. 不満に対処しよう
6. 目上の人に注意を促そう
7. グラフや表を説明しよう
8. ステレオタイプを打ち破ろう
9. 就職試験制度について説明しよう
10. 働くことの意義について討論しよう
11. 環境問題について話そう
12. 犯罪傾向から現代社会を語ろう
13. マスコミの功罪について討論しよう
14. 自己評価活動を行う:コース開始時に立てた自身の目標を振り返り、自身の学習が授業を通じてどのような過程を経て、どのように変化したか記述する。それによって、見出された自身のコミュニケーション能力、自身の学習に関する課題を考え、自己評価を行う。