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スペイン語研究I-1 スペイン語の歴史 |
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目的:講読;文法の知識を活用して、文を解読する技術を学ぶ。いわゆる文法訳読方式の授業である。近頃はこのやり方は評判が悪いが、これのみの授業だと困るが、我々のスペイン語学科のように、コミュニケーションの授業が用意されている場合、このような文法訳読の方式の授業を行うことにより、読む力を身につけることができる。読む力は、読むことによってしか、身につかない。 内容:スペインは、紀元前218年から200年かけて、ローマに征服された。そして、その帝国の言葉がラテン語なので、その言葉がスペインにもたらされた。しかし、このラテン語もそれを学ぶ土地の人によって差ができ、現在ではカスティージャ語、カタルーニャ語、ガリシア語の三つの言葉が生まれた。このような歴史をPhariesの解説を読みながら、学ぶ。 次ぎに、エッセイストのカルメン・リコ・ゴドイが1991年に雑誌 ’Cambio 16’に寄稿した “La campaa de la ee” (文字エニェの闘い)という記事を読む。(エニェ)はスペイン語独特の文字だが、他のヨーロッパの国々からこの文字を使わないように言われているが、カルメンはこの文字こそ、スペイン語のアイデンティテイを表す文字と主張する。このラテン語になかった文字がどのようにしてスペイン語に生まれたかも解説する。 |
評価方法: | 期末試験の成績による。 |
テキスト名: |
Pharies『Historia de la lengua espannola』University of Chicago、2007年 Rico-Godoy, Carmen『La campaa de la ee』Cambio 16, 15 de julio de 1991 |