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    トライ・手話
  ろう者のことばと文化
KOISHI ATSUKO 
古石 篤子
1単位 
1〜4 
集中 
80006500

ろう者は国内にいる言語的少数者である。この授業では、日本のろう者の使う言語「日本手話」に触れることを通じて、この言語を使う人々の文化や、彼らを取り巻く様々な問題について知見を深めることを目的とする。

評価方法: 出席、授業への参加度、小テスト(最終回)により総合的に評価する。

参考文献: 木村晴美日本手話とろう文化−ろう者はストレンジャー生活書院2007
小嶋 勇(監修)全国ろう児をもつ親の会(編)ろう教育と言語権−ろう児の人権救済申立の全容明石書店2005
全国ろう児をもつ親の会(編)ぼくたちの言葉を奪わないで!〜ろう児の人権宣言〜明石書店2003
斉藤道雄もうひとつの手話−ろう者の豊かな世界晶文社1999

  受講前に参考文献のうちどれかに目を通しておいていただければ理解も深まるでしょう。

注意事項: 日本手話は日本語とは異なる言語です。短期間に新しい言語を学ぶには集中力が必要です。欠席しないようにしましょう。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 【講義1】全体的なオリエンテーション: 授業出席の心構えに続いて、ろう者と手話についての概論。
2. 【演習1】名前:自分の名前や年齢をいえるようにする
3. 【演習2】家族:家族のことを話せるようにする
4. 【講義2】ろう者と言語権: 言語権の角度からろう児の教育問題について語る。
5. 【演習3】 自己紹介:自分の出身地や現住所をいえるようにする
6. 【演習4】 略歴:簡単な生い立ちをいえるようにする(現在・過去・未来)
7. 【演習5】 タイムテーブル(1):曜日や月日の表現ができるようにする
8. 【演習6】 タイムテーブル(2):1日の過ごし方をいえるようにする
9. 【演習7】 通学・通勤:自分の通学について話す
10. 【演習8】 嗜好品:お酒を飲むとどうなるか話す
11. 【演習9】 食習慣:ご飯派かパン派か話す
12. 【演習10】 スポーツ:これまでにやったことのあるスポーツ、現在やっているスポーツについて話す
【小テスト】 講義と演習部分についての総まとめ的なテスト(40分程度)