前期(水・4)時間割表へ
    道徳教育の研究B
  善い生き方の学び
AZUMA TOSHINORI 
東 敏徳
2単位 
2〜3 
前期 
70001302

道徳は人間が「人間らしく」生きるようになるとともに発生してきた。この道徳は人々により思索され、吟味され、次の世代に引き継がれていく。なぜなら道徳教育は私たちがより善い社会を構成し、その中で一人ひとりが善く生きていくためには不可欠であるからである。
ではどのような道徳教育がこのために必要なのか。
この問いに答えるために、授業では道徳教育に関わる具体的問題を取り上げ、討議を行う。
すなわち、それぞれの主張を提示し、その吟味を行うことによって、道徳教育の本質や、その実践を考える。

評価方法: 評価は授業中のレポート、テスト、および平常の授業の出欠席の状況などを勘案して行う。

テキスト名: 東 敏徳選びの構造ユージン伝1996

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 序章 挨拶は教えられるか
2. 第一章 道徳教育の歴史 戦前の教育
3. 第一章 道徳教育の歴史 修身教育とその問題点
4. 第二章 道徳的判断の構造 事例研究(1)
5. 第二章 道徳的判断の構造 事例研究(2)
6. 第二章 道徳的判断の構造 判断の階層構造
7. 第二章 道徳的判断の構造 理性的選択意思
8. 第三章 道徳的判断の発達 ハインツのジレンマ
9. 第三章 道徳的判断の発達 コールバーグの発達段階説
10. 第三章 道徳的判断の発達 ジレンマ教材
11. 第四章 道徳教育の実践 教材選択
12. 第四章 道徳教育の実践 教育問題の解決 いじめ
13. 第四章 道徳教育の実践 生徒間指導という考え方
14. まとめ