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    研究演習-46
  鈴木大拙を読む
KUBOTA KOMEI 
窪田 高明
4単位 
3〜4 
通年 
60500146

鈴木大拙の著作を読み進め、その思想を理解する。授業計画の欄にあげた書物を順次、読んでいく。
鈴木大拙は近代日本を代表する宗教家である。禅の思想家であるが、それだけにとどまらず、宗教全般への影響は大きい。また、単なる思想家ではなく、仏教の実践者であり、在家の信者でありながら、多くの僧に尊敬されている。英文の著書も多く、その影響力は海外に及び、日本文化や禅宗の理解を広めた。その著作は近現代における宗教の可能性を考える上で重要な意味をもっている。
授業は、担当箇所を割り当て、担当者がレポートを発表し、それにもとづいて議論をとおして、理解を深める形で進行する。積極的な参加が重要である。
昨年度は数回の懇親会を行った。(参加は強制ではない。)

評価方法: 発表の内容、授業への参加、年二回のレポートを総合。

テキスト名: 鈴木大拙禅(ちくま文庫)筑摩書房1987
鈴木大拙禅学入門講談社2004
鈴木大拙東洋的な見方(岩波文庫)岩波書店1997

  『禅』は最初の授業の前に購入し、最初の数十頁は目を通しておくこと。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 鈴木大拙、『禅』(ちくま文庫)、筑摩書店。
2. 鈴木大拙、『禅学入門』(講談社学術文庫)、講談社。
大拙の前期でここまで終了する予定。
3. 鈴木大拙、『東洋的な見方』(岩波文庫)、岩波書店。
大拙の著作は数が多く、ここにあげたのは、予定である。