神田外語大学2008年度シラバス

　　研究演習-14
　　認知言語学入門　-ことばとこころ-

TAKAHASHI KIYOKO　高橋　清子	4単位
	3～4
	通年

60500114

　本演習は、ことばを通して人間のものの見方や感じ方あるいは言語共同体の文化や価値観（つかみどころがないものだが私たちが常に囚われているもの）を考察することが好きな学生の参加を歓迎します。認知言語学とは、実際の我々の言語運用から人の心の働きを理解しようとする学問です。言語のあり方はそれを運用する我々の身体性や知覚・認知能力、文化や価値観などに動機づけられています。そしてどんな言語表現にも我々の主体的な解釈が反映されています。本演習は、そうした認知言語学の考え方に興味を持ち、その基本的な立場や分析方法を一から学びたいと思っている学生を対象とします。前期はテキストを読み合って基本知識を習得し、後期は受講生各人がテーマを選び、皆で討論し合います。
　本演習で卒業論文を執筆したいと考えている受講者の履修を優先します。

評価方法：

出席、授業での参加態度、課題の取り組み方、提出物の内容などを総合評価する。

テキスト名：

開講後、指示する。