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研究演習-2 ことばを通して見る心のしくみ |
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人間の言語能力はどのようなしくみを持つのだろうか?また、どこまでが生得的なものであり、どこまでが環境によるのだろうか?言語能力は他の認知能力とどのような関係にあるのだろうか?これらの問いに対する答えを、まず以下のテキストを用いて、音韻構造・統語構造・手話の分析・言語獲得・脳科学・言語障害・言語以外の心的能力(音楽や視覚など)との比較などを手がかりに探りたい。そのプロセスを通して、文献を読みこなす力、論点を整理し明晰な発表をする力、分析や議論を組み立てる力なども身につけてほしい。その後、参加者の興味に応じて、他の文献も取り上げたいと考えている。日頃からことばについてあれこれ考えることが好きな人の参加を歓迎する。 |
評価方法: | 授業参加・発表・レポートの総合評価 |
テキスト名: | レイ・ジャッケンドフ『心のパターン―言語の認知科学入門』岩波書店、2004年 |
参考文献: | 影山太郎(編)『日英対照 動詞の意味と構文』大修館書店、2001年 |
上記のテキストは各自入手のこと。 |
注意事項: | 「英語統語論I」か「日英語対照研究」のどちらかを履修済みであるか、今年度同時履修することが望ましい。 |