後期(金・3)時間割表へ
    対人コミュニケーション論B
  
MAEDA NAOKO 
前田 尚子
2単位 
1〜4 
後期 
55000102

 このところ、私たちの周りでは、「空気が読めない」ことが問題視されたり、「対人能力」や「コミュニケーション能力」に対する関心が高まったりしている。人と人との関わりに対する私たちの感受性は、ますます研ぎ澄まされてきたようでもある。
 では、たとえば「空気が読めない」といった言葉が重視される対人環境のなかで、人は周りの他者とどのような関係を築いているのだろうか。また、人は、その関係を維持するために、日々何をしているのだろうか。授業では、当たり前の日常を構築するために私たちが他者とともに行っているさまざまな行為に焦点を当てながら、そこで何が行われているのかを考察していく。「どうすれば空気が読めるようになるか」と考える前に、また、「空気が読めない」ことへの是非を問う前に、自らのコミュニケーション行為を振り返ってみたい。

評価方法: 授業への出席・ディスカッションなどクラス活動への参加度30%、授業内の課題・発表30%、期末試験またはレポート40%

テキスト名: 資料集を購入のこと。

注意事項: 「コミュニケーション論」を履修済みであること、または同時履修すること。履修希望者は、必ず第一回目の授業に出席すること。