後期(金・4)時間割表へ
    多国籍企業論
  企業の多国籍化の歴史と理論
NAKANO AKIRA 
仲野 昭
2単位 
1〜4 
後期 
50501400

“多国籍企業”をキーワードに、企業活動のグローバリゼーションの諸様相について講義する。関連科目として国際経営論が開講されている。多国籍企業論と国際経営論に本質的な違いがあるわけではないが、便宜的に次のように区別して講義を進める方針である。すなわち、国際経営論では伝統的な経営理論のグローバル経営への応用編を講義し、多国籍企業論では多国籍企業の歴史とコース(Ronald H. Coase)の内部化理論を中心に、企業活動のグローバリゼーションに関わる主要理論について講義する。多国籍企業論の主要テーマは、以下の通りである。
1)多国籍企業の概念およびその歴史
2)多国籍企業の事例研究〜Carnegie Steel、DuPont、Standard Oil
3)多国籍企業と法
4)企業の多国籍化と直接投資
5)企業の多国籍化に関わる主要理論〜内部化理論およびOLI理論を中心に
6)企業の多国籍化と組織および人的資源
7)多国籍企業と国際課税

評価方法: 出席状況と期末試験による。期末試験以外の試験およびレポート提出等は特に予定しない。

テキスト名: テキストは、学内印刷室(ユニポスト)において販売する。また、関連テーマごとに適宜ハンドアウトを配布し、参考文献を指示する。