後期(月・2)時間割表へ
    環境科学IIA
  
IIJIMA AKIKO 
飯島 明子
2単位 
1〜4 
後期 
50404401

環境考古学的知見も踏まえて、自然環境の破壊により人間社会がどれほどのダメージを蒙るか理解し、我々を取り巻く環境(特に陸上と海洋)に現在起きている問題とその原因について学ぶ。また講義時間外に長作県民の森で生物観察を行う。環境科学IAもしくはICを履修していることが望ましいが、必須ではない。
教科書は指定せず、適宜プリントを配布する。途中で数度小テストを課し、自己採点により理解を深める。成績はレポートと定期試験による(小テストは成績には含めない)。
講義時間外の長作県民の森における生物観察は2日間を予定しているので、どちらか参加できる方に参加してほしい。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 後期講義の目的と計画の概説。(講義1回)
2. 環境破壊が社会崩壊を招いた例:イースター島における環境考古学の知見から。(講義1回)
3. 生物と環境の関係。生物相互の関係。生物多様性とは何か。(講義4回、小テストと自己採点1回含む)
4. 陸上生態系を脅かす環境問題について(天然林伐採と植林地転換、野生生物生息地の消滅・縮小・分断、生態系相互の繋がりの消失、移入種問題、遺伝子汚染)。(講義5回、小テストと自己採点1回含む)
5. 講義時間外:長作県民の森における生物観察(「秋の雑木林をたずねよう」)。(1回)
6. 海洋生態系を脅かす環境問題について(重金属・化学物質による汚染と食物連鎖による生物濃縮、プラスチック汚染、内湾の有機汚濁)。(講義3回、小テストと自己採点1回含む)