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    ラテンアメリカ政治論I
  現代ラテンアメリカ政治を読む
KOYASU AKIKO 
子安 昭子
2単位 
1〜4 
前期 
50402500

近年ラテンアメリカ各国で広がる反ネオリベラリズムや反グローバリズムの動きについて考察する。21世紀に入ってからラテンアメリカではいわゆる『左派政権』が続々と誕生している。国民はこうした左派政権に90年代以降広がったネオリベラリズムのもとで悪化した貧困問題の解消やより公正な社会の実現を期待するが、各国政府は果たしてそうした国民の期待に答えているか。またラテンアメリカのこうした動きを隣国の米国はどうみているのか。ブラジルやベネズエラなどを事例に、ビデオ(ニュースやドキュメンタリーなど)の視聴覚教材を用いながら、21世紀のラテンアメリカ政治の潮流を分析する。

評価方法: 出席、レポートおよび期末テストによる総合的評価。レポートは2000字から2500字程度。決められたテーマについて各自調べ作成すること。

テキスト名: 授業内で随時紹介する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロ―ラテンアメリカ現代政治史概観
2. ラテンアメリカの1980年代―債務危機
3. ラテンアメリカの1980年代―民主化の動き
4. ネオリベラリズム(新自由主義)とラテンアメリカ―1990年代の経済・社会改革
5. ネオリベラリズム(新自由主義)とラテンアメリカ―1990年代の経済・社会改革
6. 事例研究アルゼンチン
7. 事例研究エクアドル、ボリビア
8. 事例研究ブラジル、チリ
9. 事例研究ベネズエラ
10. 事例研究コロンビア
11. 事例研究キューバ
12. 9.11後の米国の対ラテンアメリカ政策
13. 9.11後の米国の対ラテンアメリカ政策