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東南アジア社会論I 東南アジア社会研究入門 |
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皆さんはフィリピンのスモーキーマウンテンをご存知ですか。そう、ゴミの山です。日本では単なる埋め立て用の不用物ですが、スモーキーマウンテンに暮らす人たちにとっては「宝の山」です。彼らはなぜそこにいるのでしょう。彼らは一体どこから来たのでしょう。 一方で、東南アジアは人気の高い観光スポットであると同時に、多くの日本企業も進出もしていることから、私たち日本人にとっても身近な存在です。バンコクやマニラなど、東南アジア主要都市の近代的なビル群を見れば、ここが途上国であるという印象を全く与えません。 本講義は、この都市のギャップについて考えていきます。主要都市への人口流入、スラム化や犯罪など、都市化に伴って拡大してきた社会問題とその背景となる農村の貧困の態様を理解することを目的とします。さらに、そのような社会問題の解決に向けて現地の人々が取り組んでいる新しい社会開発についても学んでいきます。 本講義では東南アジアだけでなく、構造的に同じ社会問題を抱える南アジアについても言及します。 |
評価方法: | 出席を重視する。毎回のリアクションペーパー、数回の小レポート提出、期末試験の結果を総合的に評価する。なお、期末試験は、持ち込み不可。 |
テキスト名: | テキストは授業初回に指示するので、必ず出席すること。 |
注意事項: | 東南アジアに漠然と興味があるというのではなく、発展途上国が抱える問題について考え、その解決に向けて活動する現地の人びとの取り組みについて強い関心と「共感」を持つ学生の受講を望む。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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