後期(月・4)時間割表へ |
比較思想II |
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比較思想の考え方を学ぶことによって、思想を相対化するという見方を、実際の文献や資料を通じて養う。 今期はロラン・バルト『表徴の帝国』を読む。バルトが来日時に体験した驚きをもとに論じた日本文化論である。パチンコが勤勉な工場労働に見える、東京の真中には大きな穴がある、贈答品それ自体は空虚である、等々、とても面白い視点が満載である。この著作を読むことによって、日本文化の内部に生きる我々が空気のように慣れ親しんでいるはずの日本の様々な慣習・風景を、外から全くの異文化として眺めることができるのである。 |
評価方法: | 試験を中心に評価する。 |
テキスト名: | ロラン・バルト『表徴の帝国』ちくま学芸文庫、1996年 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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