前期(木・4)時間割表へ
    日本文化論I
  日本人のセルフ:文化人類学的検証
YOSHIDA MITSUHIRO 
吉田 光宏
2単位 
1〜4 
前期 
50300900

日本人のセルフはどのようなものとして検証されてきているか。様々なアプローチからの、日本人のセルフを検討する。トランズナショナルと言われる今日、日本人の持つ「文化」とはどのようなものとして捉えられるているだろうか。異文化との接触から捉えられる「日本人」には、どのようなステレオタイプが存在しているかを検証する。また、どのようにして、そうした「偏見」に対して日本人としてのアイデンティティを説明していけばよいだろうか。国籍や民族性の異なる異文化とのコミュニケーションが活発化している今日では、自らの文化的視点を把握しながら、相互理解を深めていく必要がある。文化人類学的視点を学びながら日本文化の理解/説明の在り方を検証する。

評価方法: 1) 試験:論述式のもの
2) レポート:トピック等は授業中に与える
3) クラスへの参加

テキスト名: 授業で扱う内容のプリントをテーマごとに配布し、それにそって授業を進めていく。推薦図書は随時紹介していく。また、リーディングは関係箇所の抜粋を「日本文化論I コースパケット」として使用する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
2. 説明と理解のための道具:基本的文化人類学的視点
3. 説明と理解のための道具:「文化」の概念
4. ステレオタイプに潜む「オリエンタリズム」とは何か1
5. ステレオタイプに潜む「オリエンタリズム」とは何か2
6. ステレオタイプに潜む「オリエンタリズム」とは何か3
7. 文化人類学的アプローチによる日本人社会の説明1
8. 文化人類学的アプローチによる日本人社会の説明2
9. 「文化分析」による日本人社会の説明1
10. 「文化分析」による日本人社会の説明2