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    日本倫理思想史IA
  日本人の宗教と倫理観
SATO MASAO 
佐藤 雅男
2単位 
1〜4 
前期 
50300301

日本は古代以来、外来文化の受容をしながら、独自の文化や思想を培ってきた。平安時代には最澄や空海によって新たな仏法が伝来し、教説の体系化が進んだ。鎌倉時代になると法然・親鸞・道元・日蓮たちが、いづれも比叡山で修行した。また西行の歌には、隠遁や漂白の思想が表現されている。授業では、こうした歴史的個性を対象に、人間の生きかたについて考えてみたい。

評価方法: 学期末に試験を行う

テキスト名: 佐藤正英日本倫理思想史東大出版会2003

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授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 対象と方法
2. 日本の風土と景観
3. 日本文化の特質
4. 神々をめぐる思想ー『古事記』
5. 仏法をめぐる思想ー『日本書紀』
6. 平安時代―最澄・空海
7. 鎌倉時代―法然・親鸞
8. 禅宗の移入―栄西・道元
9. 法華経の行者―日蓮