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    日本語学概論A
  
INOUE MASARU 
井上 優
4単位 
1〜4 
前期 
50101001

「日本語学」とは、「日本語」という個別言語を対象とした言語学研究である。本講義では、言語学の基本的な概念、言語研究の思考法について解説しながら、「現代日本語とはどのような言語か」ということを、特に文法的な側面から概観する。また、ひとつの言語について理解するためには、他言語との比較対照が不可欠であるという観点から、方言や古典語、外国語との比較対照を随時おこなう。受講者は、常に自分の専攻言語、あるいは自分の母方言(母語)と比較しながら、「現代日本語とはどのような言語か」について、客観的な視点から考えてもらいたい。

評価方法: 出席及び試験

テキスト名: 井上優日本語文法のしくみ研究社2002

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 「日本語の研究」とは何をすることか?
2. 日本語の特性:音声・音韻
3. 日本語の特性:文法(1)
4. 日本語の特性:文法(2)
5. 日本語研究の思考法:ことばにパターンを見る(1)
6. 日本語研究の思考法:ことばにパターンを見る(2)
7. 日本語研究の思考法:文の構造を考える(1)
8. 日本語研究の思考法:文の構造を考える(2)
9. 日本語研究の思考法:ことばの「意味」をとらえる(1)
10. 日本語研究の思考法:ことばの「意味」をとらえる(2)
11. 日本語研究の思考法:他のことばと関連づけて考える(1)−方言と標準語−
12. 日本語研究の思考法:他のことばと関連づけて考える(2)−日本語と外国語−