後期(金・4)時間割表へ
    英文学史IIB
  イギリスの詩の歴史
SEIMIYA MICHIKO 
清宮 倫子
2単位 
1〜4 
後期 
41301802

世界で最初にビジネスマンを生み出したイギリス人は文学を尊敬する国民性をもって知られています。彼らの実利性の背後には文学に対する愛があるのです。文学のなかでも詩を彼らは特別の尊敬をもって扱ってきました。そういうわけでまずイギリスの詩を時代にそって概説します。次に各時代を代表する作品のさわりの部分をオリジナルで読み味わいます。受講者各自が自分のイギリス詩観を持てればよいのです。受講者は用を足せばすむ知識・情報・意思・思想の伝達手段の言葉とちがう、芸術作品の素材となっている言葉に出会うことになるでしょう。ビデオなども活用しながら、みなさんの心のオアシスとなるような授業をめざしたいと思います。

評価方法: レポートと出席日数と宿題により総合的に評価します。

テキスト名: 川崎寿彦イギリス文学史成美堂1987

参考文献: John Mulgan & D.M.DavinAn Introduction to English Literature金星堂1993
中村邦生他 たのしく読めるイギリス文学ミネルヴァ書房1994
郡山 直A New Anthology of English Literaturre北星堂書店1969

  作品のさわりの部分と単語の意味と解説その他は、冊子とします。ユニポストで購入してください。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 序論: 詩の素材、様式、思潮について。英詩の古典(ギリシア、ラテン、ヘブライ、イタリア、スペインの詩)。イギリス文学の時代区分。ルネサンスと革命と詩の関係について。
2. 古英語・中英語の詩 (以下、2回につき1章をあてます。)
3. ルネサンス期の詩
4. シェイクスピアの詩
5. 清教徒革命時代の詩
6. 18世紀の詩
7. ロマン主義時代の詩
8. ヴィクトリア朝時代の詩