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    英語意味論
  統語と意味の関係
TANAKA YUJI 
田中 裕司
4単位 
2〜4 
後期 
41100700

動詞の意味は文の構造を決める中心的な要素である。動詞と構文の関係が言語学においてとりわけ重要であるのは,文における動詞の意味の統語的な実現が話者のものの捉え方と密接に関係しているため,その規則体系を探ることによって人間の認知のあり方について大きな知見が得られるからである。動詞の意味と構文の研究は,近年,生成文法や認知言語学といった理論的な枠組みを超えて行なわれ,さらに発展を続けているが,このクラスでは,英語と日本語を比較しながら、動詞の意味と構文に関する最近の研究成果を学ぶ。

評価方法: 中間試験、期末試験にもとづいて評価する。

テキスト名: 影山太郎日英対照 動詞の意味と構文大修館書店2001

参考文献: 影山太郎動詞意味論くろしお出版1996

注意事項: 「英語統語論I」または「現代英文法」の単位を取得した学生を対象とする。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. はじめに:動詞の意味と構文
2. 自動詞と他動詞の交替(1)
3. 自動詞と他動詞の交替(2)
4. 移動と経路の表現(1)
5. 移動と経路の表現(2)
6. 心理動詞と心理形容詞(1)
7. 心理動詞と心理形容詞(2)
8. 壁塗り構文(1)
9. 壁塗り構文(2)
10. 二重目的語構文(1)
11. 二重目的語構文(2)
12. 中間試験
13. 結果構文(1)
14. 結果構文(2)
15. 中間構文(1)
16. 中間構文(2)
17. 難易構文(1)
18. 難易構文(2)
19. 名詞+動詞の複合語(1)
20. 名詞+動詞の複合語(2)
21. 複雑述語の形成(1)
22. 複雑述語の形成(2)
23. 期末試験