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    英語統語論IB
  統語分析と科学の方法
ISHII YASUO 
石居 康男
4単位 
1〜4 
後期 
41100502

言語のシステムは、「音」と「意味」という2つの異なる次元のものを結びつける。このようなシステムがいかにして可能なのかを考察し、それが私たちの脳に内在することの意味を考える。文が母語話者の頭の中でどのように組み立てられているかという問題に取り組みながら、仮説を立てそれを検証していくという科学的な分析方法と議論の仕方もあわせて学ぶ。主として英語の例を用いるが、必要に応じて他の言語にも言及する。

評価方法: 中間試験と期末試験の成績に基づいて判定する。

テキスト名: Liliane Haegeman, Thinking Syntactically: A Guide to Argumentation and Analysis, Blackwell, 2006

  テキストは予定。変更の可能性もある。

注意事項: 「英語学概論」の単位を取得済みの者に限る。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 導入―科学としての言語学
2. 多義性―構造の発見
3. 疑問文の分析(1)
4. 疑問文の分析(2)
5. 語順の言語差
6. 構造を探る方法(1)
7. 構造を探る方法(2)
8. 動詞句の構造
9. 名詞句の構造(1)
10. 名詞句の構造(2)
11. 前半のまとめ
12. 中間試験
13. 文の構造
14. 語順の言語差再考
15. 不定詞節の構造
16. 文を組み立てる
17. 意味関係と構造
18. 助動詞の分析
19. 指定部再考
20. 動詞句内主語仮説
21. 疑問文再訪(1)
22. 疑問文再訪(2)
23. 長距離移動の謎
24. 関係節
25. 後半のまとめ
26. 期末試験