前期(火・2)時間割表へ
前期(金・2)時間割表へ
    英語学概論H
  
HASEGAWA NOBUKO 
長谷川 信子
4単位 
1〜4 
前期 
41100108

英語という言語の持つ規則性を統語(文法)、形態、音韻、意味の側面から探る。高校までの「覚える英語の規則性」から、「ヒトの知的認知体系を司るシステムに見られる規則性を探し出す」という言語学的視点から英語を考察・研究する。そうすることは、必然的に(多くの学生にとっての母国語である)日本語の体系と規則性を考察することになる。英語と日本語の共通性と違いを、新たな視点で見つけ出す面白みを少しでも感じてもらいたい。
 英語については、テキストを中心に講義するが、日本語についてはプリント(最初の授業で指示)を使用する。

評価方法: 出席、宿題、中間試験、期末試験(各 25%)

テキスト名: 中島平三ファンダメンタル英語学ひつじ書房1995

  他に、プリントを使用するが、授業の最初に指示する

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 最初の2回:言語を研究するということ、言語の規則性、英語と日本語の基礎
2. 4回(2週間):統語論(1) 文の構造、文の組み立て
3. 4回(2週間):統語論(2) 文構築の基本、規則、文法操作
4. 4回(2週間):形態論  語の構造、語形成、語の派生、語の成分
5. 4回(2週間):音韻論  音声学(英語と日本語)、音の変化、音の組み合わせ
6. 4回(2週間):意味論  語・句・文の意味、意味の成分
7. 最後の2回: 言語学との関連分野(言語変化、言語習得、言語教育、脳科学など)