後期 集中講義へ |
本を読む−40 |
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「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 評価方法:面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 張競『中華料理の文化史』ちくま新書、1997年 |
「中国四千年の味」という形容詞を以て語られることの多い中華料理。しかし実際には北京ダックにしても回鍋肉にしてもその歴史はせいぜい100年あまりしかない。悠久の歴史を誇り独自の文化を誇る国というイメージとは裏腹に、中華料理は常に異文化を貪欲に受けいれることで大きく変貌してきたのだ。本書は、古代から現代までの中華料理の変遷をたどりながら、中国文化の特質について考えてゆく。756円(税込)。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行うことがある。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 山下個人研究室:1232号室(1号館2階)、オフィス・アワー:火5限、木2限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。履修説明会に参加できなかった者に対しては、連絡方法等を個人研究室前のドアに掲示しておくので、その指示に従うこと。 |