後期 集中講義へ |
本を読む−38 日本人にとって漢字とは何か |
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「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 高島俊男『漢字と日本人(文春新書)』文芸春秋社、2001年 |
漢字は単なる文字ではなく、単語でもある。日本語が漢字を用いるということは、外来語を自分たちの言語の構成要素として、大量に吸収したということである。そのため、日本語にとって漢字はつねに厄介な存在であった。当たり前の存在であるがゆえに、その問題点は意外にしっかり認識されてこなかった。本書は漢字の問題を論じた名著である。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。 窪田個人研究室:1316号室(1号館3階)、オフィス・アワー:月2・3限、金2・4限。(メールで事前に連絡を取ることを原則とする。) 履修制限:履修者は最大で10名程度。 |