後期 集中講義へ |
本を読む−27 |
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30005127 |
・「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | ・面談とレポート(採点後返却する)。 |
テキスト名: | 渋谷昌三 監修『『知っておきたい男と女の心理学』』西東社、2006年 |
・課題本は、心理学の入門書であり、かつ、身近な話題である、男性性と女性性について考察した書籍を指定する。本書は、社会心理学の見識を用いて、性格類型や男性性・女性性などの身近な話題について、心理学を学んだことのない方でも容易に読むことができる。しかしその反面、記述されていることをそのまま受け入れると、多面的・客観的な解釈力が欠如してしまう可能性をも含む。ここで、学生には、本書の記述に反論できる部分はないか熟読し、批判的な思考を取り入れた小グループ討論の中で持論を発展させて頂きたい。担当者を含めた討論の中で、各自が参加者の見識を参考にし、内省的に考察していく過程を重視する。 ・本体1,000円(テキストは昨年度と同一)。 |
注意事項: |
・注意事項:この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 ・武田個人研究室:1345号室(1号館3階)、オフィスアワー:火曜4限、土曜3・4限。 ・履修制限:履修者は最大で15名程度。 |