後期(金・4)時間割表へ
    教養演習-8
  美術史学
YOSHIMURA TOSHIKO 
吉村 稔子
2単位 
1〜4 
後期 
30005008

本演習では二十世紀の美術をとりあげ、作品の見方や考え方が多様であることを学び、自分なりの見方を養うことを目的とします。
美や美術の概念は、時代とともに拡大され、現代では美術という枠組みの境界さえ曖昧なものになっています。現代美術はわかりにくいといわれますが、作品の見方は一つではありません。まず作品に興味をもち、じっくり鑑賞してみましょう。そして作品に対する感想や疑問を自分の中で明確にして、言葉で表現してみましょう。さらにディスカッションを通して、自分の見方を発展させて行きましょう。

評価方法: 授業への参加・貢献(50%)。
見学会への参加(10%)。
筆記試験(40%)。

テキスト名: 山梨俊夫(中公新書1458)現代絵画入門中央公論社1999

参考文献: 末永照和監修[カラー版]20世紀の美術美術出版社2000

  テキストは毎回、授業範囲を読んでから持参してください。

注意事項: 「横浜トリエンナーレ2008」の見学会を行います(予定)。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. ガイダンス
2. 第1章 絵の変身(1)
例)モンドリアン
3. 第1章 絵の変身(2)
例)マレーヴィッチ
4. 第1章 絵の変身(3)
例)ブラック
5. 第2章 場としての美術(1)
例)シュヴィッタース
6. 第2章 場としての美術(2)
例)デュシャン
7. 第2章 場としての美術(3)
例)ボイス
8. 第3章 イメージの崩壊と再生(1)
例)ピカソ
9. 第3章 イメージの崩壊と再生(2)
例)ベーコン
10. 第3章 イメージの崩壊と再生(3)
例)ジャコメッティ
11. 第4章 モダニズム絵画の論理(1)
例)マティス
12. 第4章 モダニズム絵画の論理(2)
例)ロスコ
13. 試験