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    教養演習-4
  心理学(リフレクティブ・プラクティス)
TAKEDA AKENORI 
武田 明典
2単位 
1〜4 
後期 
30005004

大学生は日々の授業や日常生活において内省的な思考を行うことは重要である。この内省的思考とは,自己洞察,他者理解,クリティカル思考法,内省的コミュニケーションなどが含まれる。本演習では,参加者がリフレクティブ・プラクティス(内省訓練;以下,RPと略す)を体験することにより,教師として,生徒に総合的学習が有効に教授できるような思考法を身につけることを目標とする。
  武田(臨床心理士)が日本に紹介しているRPについて小グループ活動を通じて参加者が体験することにより,自己洞察,他者理解,クリティカル思考法,内省的コミュニケーションの能力を体得する。また,グループ・カウンセリング,クリティカル思考法について,グループ発表を行う。さらに,RPの定期課題として,2回目以,参加者各人が全員あてにA4版「個人ジャーナル」を発行し,参加者相互が,各々フィードバックを行い,相互支援的な環境のなかで内省力を養う。
  「期末レポート」は,RPの参加経緯により,各自の内省がどのように促されたか,また,グループのプロセスについて考察を行うことを課題とする。枚数はA4標準ワープロ体で,3〜5枚程度。

評価方法: ・出席,RP参加態度,グループ発表内容,個人ジャーナル,期末レポート,以上の総合評価

テキスト名: ・テキストは使用しない。配布プリントをバインディングしておく。

注意事項: ・RPはグループ・カウンセリングの要素を含むので,10名前後のクラスを想定している。希望者が多い場合は,初回授業時に抽選を行う(定時着席者のみ)。
・RP参加による各個人の変容過程が重要であるので,特に,出席を重視する。
・グループにおける,ある程度の自己開示を伴い,心理的な要素を含むので,この点に留意する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 参加グループ員紹介とオリエンテーション
2. RPの原理・体験
3. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第1回
4. グループ・カウンセリング(グループ発表1)/ RP演習:「教育史」・「クリティカル・インシデント」;第2回
5. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」;第3回
6. クリティカル思考法(グループ発表2)/ RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第4回
7. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第5回
8. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第6回
9. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第7回
10. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第8回
11. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第9回
12. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第10回
13. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第11回
14. RP演習:「教育史」及び「クリティカル・インシデント」:第12回
15. まとめ / RP参加評価