後期(火・2)時間割表へ
    自然科学概論IIC
  生活者のための現代科学 (時間と空間と確率の中の自分たち)
NAKAYAMA MIKIO 
中山 幹夫
2単位 
1〜4 
後期 
30004003

 この講義では時間と空間と確率をテーマに20世紀に明らかになった現代科学を難しい数学を使わずに文系の視点から学び、科学的真理を探るプロセスについての理解を深める。真実は目ではなく、心の持つイメージ力でしか見えないことが分かり、人生観も変わってくる。相対性理論や量子論など私たちの生活に何の関係もなさそうに感じることでも、身近なLEDやカーナビ、コンピュータ、デジカメなど普段の生活に活かされている。
 SPI対策や留学のTOEFL対策になることはもちろんのこと、時間と空間の科学は私たちの世界観を豊かにし、偶然に支配され観測にも依存する物質たちの挙動を知ると、物質にも生命の持つ意思の源を見いだすであろう。時間とは何だろう?人の運命は決まっているの?エネルギー危機とか聞くけどエネルギーって一体何だろう?生命はなぜ普通の物質と違うのだろう?授業の中で今までまったく知らなかった発見がある。

評価方法: 期末試験により評価。

テキスト名: テキストは特に指定しない。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 生活者としての現代科学
2. 運動と相対性原理【☆2〜5回は相対性理論】
3. 時空の科学と相対性理論
4. 時空の不思議
5. 重力と慣性力
6. エネルギーとエントロピー【☆6、7回はエネルギー】
7. 質量とエネルギー
8. ミクロの世界と量子論【☆8〜11回は量子論】
9. 量子の振舞
10. 不確実性と不連続性と生命
11. 量子間の相互作用
12. 相対性理論が描く時空と宇宙(2〜 5回のまとめと発展)
13. エネルギーと物質誕生(6〜 7回のまとめと発展)
14. 量子論が描く世界と生命(8〜11回のまとめと発展)