この講義ではミクロとマクロをテーマに19世紀までの近代科学と基礎数学について、文系的視点と生活者の立場で学ぶ。難しい数式を使わずに身近なトピックを通して自然科学の知識を体系的に学び、論理的洞察などの科学的思考力を養う。また非言語能力(図や記号、数字を読み解く力)としての数学のセンスも磨く。身に付けたことは就職でのSPI対策や留学のTOEFL対策にもなるのはもちろんのこと、生活やビジネスの場での生きる力になる。またレポートや論文なとでの数量的な分析をするための力を養う。 周りには多くの自然があり科学を利用した様々な製品があるが、本当のことは目では見えない。大きすぎて実感しない地球や小さすぎる原子や分子、見えない電磁波、商品に表示されているさまざまな数字など、普段の生活に密接に自然科学は大いに関係している。科学技術に囲まれて生活している現代、科学技術者だけに我が身をゆだねていていいのだろうか。安全に生活する上で知っていないと困る科学知識と科学的に考える力。「えっ!そうなんだ!」と今まで気がつかなかったこと。これらがこの授業のテーマである。例えばこんなことを説明できるだろうか。なぜ洗濯物の水は100度Cでなくても蒸発するの?統計資料は本当に客観的なのか?割り算って何(分数で割る意味)?環境問題っていったい何が問題なの?電磁調理器って安全?
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