前期(水・1)時間割表へ
    生物学IB
  
IIJIMA AKIKO 
飯島 明子
2単位 
1〜4 
前期 
30003502

自分自身の身体について知り、自分や家族の健康を守るためには、人体各器官・組織について、またヒトを含めた全生物の構成単位である細胞について知る必要がある。この講義では、人体各組織の構造と機能について、次いで細胞の構造と機能、特にエネルギー獲得方法と細胞の運動について理解を深める。授業時間外に、目黒寄生虫館と国立科学博物館自然教育園(目黒)の見学により、生物相互の関係について体験的に学ぶ。(寄生虫が苦手な学生は、自然教育園見学のみの参加も可。)生物学IIAもしくは IIB(後期)も合わせて履修することが望ましいが、必須ではない。
教科書は指定せず、適宜プリントを配布する。途中で数度小テストを課し、自己採点により理解を深める。成績は定期試験による(小テストは成績には含めない)。
時間外の目黒寄生虫館と自然教育園見学は、土曜日に2日間を予定しているので、どちらか参加できる方に参加してほしい。ただし荒天の場合は、国立科学博物館(上野本館)見学とする。現地までの交通費と入場料は自費とする。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 講義の目的と計画の概説。(講義1回)
2. 最も身近な生物であるヒトについて、人体各器官の構造と機能(実生活および病気などと関連づけながら)。(講義4回、小テストと答え合わせ1回を含む)
3. ヒトを含め、すべての生物が共有する細胞の構造と機能。真核細胞と原核細胞、細胞分裂。酵素とは何か。タンパク質について。ATPとは何か。生体膜の役割と、その機能の応用・エネルギー獲得方法としての呼吸・光合成。細胞の運動(筋肉運動、原形質流動、鞭毛運動、軸索内輸送などの共通点と相違点)。(講義9回、小テストと答え合わせ2回を含む)
4. 授業時間外:目黒寄生虫館と国立科学博物館自然教育園の見学(「初夏の武蔵野の森を訪ねよう」)(1回)