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    言語学IB
  社会言語学の考え方
IZUMI KUNIHISA 
泉 邦寿
2単位 
1〜4 
前期 
30001402

この講義では社会的な記号の一つとしての言語を考えることにします。いわゆる、社会言語学で扱う問題を取り上げて考えていきます。言語と社会を考える基礎として、地域研究と言語学をつなぐことを目指します。自分を取り巻く言語現象と社会に興味をもち、考えることができるようにしたいと考えます。なお、ここに提示する授業計画は必要に応じて変更される可能性があります。

評価方法: 定期試験、出席状況、課題等を総合して決めます。

参考文献: 田中克彦ことばと国家岩波新書1981
鈴木孝夫武器としてのことば新潮選書
泉・中村・松尾グローバル化する世界と文化の多元性上智大学出版2006

  基本的に講義が中心です。教室で常に使用する教科書はありません。授業と併せて参考書を自分で読んでもらいます。

注意事項: 自ら問題を発見し、自分で考えて解決しようという意欲を期待します。人数が多い場合には抽選をします。なお、言語学IAとIBでは内容が異なりますので、注意をして履修してください。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 標準語、方言、共通語
2. 地域方言と言語地図
3. 千葉県の方言
4. 千葉県の方言地図
5. 社会方言
6. 自称詞、対称詞、親族名称 1
7. 自称詞、対称詞、親族名称 2
8. 社会における呼称
9. 国語、公用語、通用語
10. 言語政策 国際機関と言語
11. EUの言語政策
12. フランスと言語
13. 多言語国家1 べルギー
14. 多言語国家2 ルクセンブルク
15. 世界から見た日本と言語