後期(月・3)時間割表へ |
哲学IIA 「美」を哲学する-2 |
|
|||||
30000501 |
フィチーノはイタリア・ルネサンス期の思想家である。ルネサンスは、中世キリスト教を通り越してギリシャ・ローマ文芸に憧れ、それを研究し、再生・復興した歴史上の文化的大事件であった。その中でも、フィチーノは、キリスト教的な思想の基盤を保ちつつ、大胆にプラトニズムの思想を導入し、独創的な思想体系を作り上げたのである。それは、簡単に言えば、神をめぐる宗教的立場と、人間それ自体をめぐる哲学的立場とが合致した美事な思想である。 前期の内容を踏まえながら、今期はフィチーノによるプラトンの『饗宴』の注解書(左近司祥子訳『恋の形而上学』国文社、1985年)を読んでいくことにしたい。 |
評価方法: | 試験にて評価する。 |
テキスト名: | テキストと参考文献については初回授業にて指示する。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
|