前期(木・2)時間割表へ |
哲学IB 「時間」について考える |
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30000402 |
日本には「時がめぐる」という表現がある。「めぐる」とは、文字通りには「回る」「繰り返す」ことである。例えば、「四季がめぐる」とは春夏秋冬が繰り返していくことである。繰り返すからには、そのような「時間」は始めも終わりもない円環のイメージをもつことになる。他方で、無からの創造に始まり、最後の審判に終わる歴史観を持つ文化圏では、時間は、始めと終わりを持った直線のイメージをもつものとなる。このように、「時間」の概念は文化ごとに異なる。「時間」は、客観的物理的事実である以前に、人間生活に密着した文化なのである。 このような立場から、前期は主に西洋古代〜中世の代表的な時間論の概観を通じて、「時間」とは何かという問いを考えていくことにしたい。 |
評価方法: | 試験で評価する。 |
テキスト名: | 参考文献は授業内で指示する。 |
授業計画―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― |
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