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    タイ語総合-8
  ニティ・イアオスィーウォン氏のエッセイ『マハーウィタヤーライ・ティアンワン(正午の大学)』を読む
TAKAHASHI KIYOKO 
高橋 清子
2単位 
3〜4 
後期 
26001508

 この授業では、ニティ・イアオスィーウォン著『マハーウィタヤーライ・ティアンワン(正午の大学)』(マティチョン社、2006)を読んでいきます。ニティ氏は、ユニークな視点でタイの歴史を考察してきた歴史学者ですが、才気あふれる軽妙な文体の社会批評でも有名です。この本には、28の短いエッセイ(5ページ程度)が収録されています。
 この本を読むと、上質の批評文とは、論理性に貫かれた無駄のない論説文でもあり、比喩に彩られた美しい詩歌でもあり、作家の独創的な視点と語り口が生きる小説でもある、ということが実感できるでしょう。
 この授業の目的は以下のとおりです。
 第一に、タイ語の批評文を読みこなせるようになること。
 第二に、タイ語の皮肉がわかるようになること。

評価方法: 授業参加態度や提出物の内容を総合的に評価します。

テキスト名: 各自ユニポストで購入する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. はじめに
2. 答えのない待機所
3. 文化とは知識
4. タイ地理学
5. 天才鬼
6. 博物館
7. 教師
8. グローバリゼーション=光ファイバーケーブル?
9. 遠い教育から身近な教育へ
10. 雇われ人文化
11. 創造的思考
12. 7層の森
13. 読む文化