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    スペイン語研究I-1
  スペイン語の歴史
ETO ICHIRO 
江藤 一郎
2単位 
3〜4 
前期 
13000501

目的:講読;文法の知識を活用して、文を解読する技術を学ぶ。いわゆる文法訳読方式の授業である。近頃はこのやり方は評判が悪いが、これのみの授業だと困るが、我々のスペイン語学科のように、コミュニケーションの授業が用意されている場合、このような文法訳読の方式の授業を行うことにより、読む力を身につけることができる。読む力は、読むことによってしか、身につかない。
内容:スペインは、紀元415年から西ゴート王国に支配された。このゴート語は英語と姉妹語であり、スペイン語に英語から類推できる単語、robar(=rob), espa (=spy), espuela (=spur)のような軍事用語が入ってきた。そして、紀元711年にアラアビア語を話すムーア人に約8世紀間支配され、4千語ぐらいのアラビア語がスペイン語に入った。多くの単語はアラビア語の定冠詞のal-で始まる。例えば、alcohol, alcalde, aldeaなどがそうである。このような歴史をCriado de Val の解説を読みながら、学ぶ。
 次ぎに、エッセイストのカルメン・リコ・ゴドイが1991年に雑誌 ’Cambio 16’に寄稿した “La campaa de la ee” (文字エニェの闘い)という記事を読む。(エニェ)はスペイン語独特の文字だが、他のヨーロッパの国々からこの文字を使わないように言われているが、カルメンはこの文字こそ、スペイン語のアイデンティテイを表す文字と主張する。このラテン語になかった文字がどのようにしてスペイン語に生まれたかも解説する。

評価方法: 期末試験の成績による。

テキスト名: Criado de ValHistoria ilustrada de la lengua espaola
Rico-Godoy, CarmenLa campaa de la eeCambio 16, 15 de julio de 1991