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| 研究演習-65 メキシコ研究・ラテンアメリカ地域文化研究 |
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ラテンアメリカ地域文化を研究するこの研究演習(ゼミナール)は、メキシコの歴史・文化・社会・政治経済などメキシコ研究に特化した「メキシコ地域文化研究グループ」と、他のラテンアメリカ諸国の歴史・文化・社会・政治経済など「ラテンアメリカ地域文化研究グループ」の2研究グループで構成される。特に、「メキシコ地域文化研究」は「日墨政府交換留学生」の受験を考えている学生諸君にとっては得るところの多い研究グループとなろう。 2005年4月1に「日墨経済連携協定(EPA)」が発効されてから2年目を迎えるが、日本とメキシコ両国の経済・貿易・政治外交関係、文化および人的交流はより一層盛んに展開され、メキシコ市場に進出する約400社の日本企業を中心にさらに貿易・資本投資関係なども活性化されている。さらには、チリとの自由貿易協定あるいは2008年に「日本人ブラジル移住100周年」を迎える今、南米諸国との諸関係はますます盛んに展開されよう。こうしたことを踏まえ、メキシコおよびラテンアメリカ地域に対してあらゆる観点からアプローチをかけ、総合的に研究するのが本研究演習である。 卒業論文の基礎研究であり、各自が主体的かつ積極的に取り組むべきは言うまでもないが、文献精読を通して分析能力を養い、2年間かけて、学生生活の集大成とも言うべき「卒業論文」を是非、完成させるよう願ってやまない。授業は具体的には以下の要領で進める。 <前期> 基礎文献の精読を通して、「研究テーマ」を模索、設定する。 資料文献の収集(「アジア経済研究所・附属図書館」にて資料文献収集を実施する)。 資料文献一覧の作成。 「研究テーマ(研究題目)」の提出。*4年次生:4月に、「研究演習履修登録」および「卒業論文履修登録」を済ませ、後に提出する「卒業論文仮題目」を準備する。 <後期> 順番に、「研究中間報告」を実施する(4年次生を優先する)。 4年次生は卒論執筆にあたる(卒論はオフィスアワーを利用して個別に指導する。指導順番は「ゼミ・メーリングリスト」を作成し、リストを回覧して調整する)。 11月中旬に卒業論文の中間報告を提出(卒論の進捗状況に応じて、卒論にするか、ゼミ論文にするか決定する)。 12月14日(金)までに卒論を完成させる。 3年次生(または4年次生)は2008年1月31日(木)までに「ゼミ論文」を提出する。 卒業論文集『ラテンアメリカ論集』を編集・作成する。卒業論文集は卒業式当日に配布する。<基礎文献一覧>(各自の研究テーマに応じて選択されるが、詳細な文献は授業時および個別に指導する) 国本伊代『概説ラテンアメリカ史』、 国本伊代『メキシコの歴史』、 国本・中川『ラテンアメリカ研究への招待』、 松下・乗編『ラテンアメリカ 政治と社会』、 小池・西島編『ラテンアメリカの経済』、 細野・畑『ラテンアメリカの国際関係』、 水野・西沢『ラテンアメリカ 環境と開発』、 中川・三田『ラテンアメリカ 人と社会』、 奥山・角川編『ラテンアメリカ 子どもと社会』、 アンドラーデ・中牧『ラテンアメリカ 宗教と社会』、 国本編『ラテンアメリカ 新しい社会と女性』、 三田・奥山編『ラテンアメリカ 家族と社会』、 国本・乗編『ラテンアメリカ 都市と社会』、 遅野井・志柿・田島・田中編『ラテンアメリカ世界を生きる』(以上は「新評論」)、 加茂雄三編『ラテンアメリカ(国際情勢ベーシックシリーズ 』(自由国民社)。(以下は「明石書店」エリア・スタディーズ) 吉田『メキシコを知るための60章』、 後藤『キューバを知るための52章』、 国本『コスタリカを知るための55章』、 田中『エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアを知るための45章』、 国本・小林・小澤『パナマを知るための55章』、 アンジェロ・イシ『ブラジルを知るための55章』、 細谷『ペルーを知るための62章』、 リチャード・コール(OECD)編著(及川訳)『開発途上国におけるグローバル化と貧困・不平等』、 ジョニー・シーガー(原・木村訳)『地図でみる世界の女性』、 鈴木『メキシコ現代史』、 マニュエル・G・ゴンサレス(中川訳)『メキシコ系米国人・移民の歴史』。 |
| 評価方法: | 平常の取り組み姿勢、中間報告(発表)、ゼミ論文(3年次生、4年次生)、卒業論文(4年次生)などにより総合的に評価する。 |
| 注意事項: |
●ラテンアメリカ地域文化研究に関心のある学生諸君、ときわけメキシコ留学を希望する学生諸君、また、将来、ラテンアメリカと関連するビジネス界に進みたいと希望する学生諸君の積極的な参加を心から期待するものである。 ●ラテンアメリカ地域文化研究をより発展させ、深化させるべく、「ラテンアメリカ史概論・」および「ラテンアメリカ研究入門・」などラテンアメリカ研究に関連する科目を履修済みか、もしくは同時履修が望ましい。 |