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    地域・国際研究演習-14
  
KOSUGE NOBUHIKO 
小菅 伸彦
4単位 
3〜4 
通年 
60401814

国際金融の急速な拡大やIT革命の進展、社会主義経済の崩壊など、現在の世界経済には大きな変化が生じている。市場主義の勝利の一方で、地球環境問題、発展途上国の貧困などはいっそう深刻化し、21世紀に大きな課題を持ち越している。日本経済は依然深刻な停滞から脱していない。停滞脱出の鍵とされる構造改革、規制緩和により、非正社員の増加、経済格差拡大などの新たな問題も生じている。
本演習では、こうした現代の経済問題に関する討議、報告等を通じて経済的思考と問題発見能力を高めることを目的とする。
前期は最近の経済動向や経済思潮に関する資料(新聞、雑誌等の記事、論文等)を紹介、解説し、各自がそれについて討議することからはじめ、その後、共通テキストを選んで順次報告、討議を行う。
後期は各自がそれぞれの関心に応じて研究課題、対象国(日本を含む)・地域を選び、研究結果を報告し、全員で討論する。

評価方法: 討論参加の積極性、後期末レポート等。

テキスト名: 適宜資料を配布。

注意事項: これまで経済学関係の講義をいくつかは受講していることが望ましい。