前期(金・3)時間割表へ
    言語研究演習-9
  日本語の意味と形
FUJITA TOMOKO 
藤田 知子
4単位 
3〜4 
通年 
60101009

 前期は金水敏「ヴァーチャル日本語 役割語の謎」を読みながら日本語に見られるステレオタイプの問題を考察します.各章を分担して内容を発表し,それをもとに議論しながら理解を深めます.言語の地域差,ジェンダーや社会的階層による差異,標準語の形成,差別語,マスメディアの影響など,さまざまな問題が浮かび上がってくるはずです.前期は口頭発表1回とレポートの提出が求められます.
 後期はそれぞれが自由に選んだテーマについて,前半に1回,後半に1回,合計2回の口頭発表を行います.その都度ぜんたいで議論をし,調べを深めて,レポートや卒論に発展させていきます.テーマは自由であり,言語に関する事柄であればどのようなものでも受け付けますから,自分自身の興味を大切に,そして,明確にするよう心がけてください.後期は口頭発表2回とレポート(もしくは卒論)の提出が求められます.

評価方法: 授業への参加度,口頭発表,レポートにより総合評価します。

テキスト名: 金水敏ヴァーチャル日本語ーー役割語の謎岩波書店2003

注意事項: 授業の性質上,10名程度とし,履修希望者が多い場合は初回の授業で抽選します.