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情報社会論IA メディアと音楽と社会 |
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われわれの日常生活は、自然音や人工音などのさまざまな音や、各種のメディアでわれわれの耳に届く音楽にとり囲まれている。とくに20世紀の後半に入ってからは、音楽を取り巻くメディア・テクノロジーの進展により、私たちの生活と音や音楽の関連は劇的に変化し、それは21世紀に入ってからも続いている。この講義では情報化社会といわれて久しい現代社会を、音と音楽という切り口から検証し、その理解を深めていく。講義になかではできるだけ実際の音や音楽や関連する映像を視聴する。またプロの演奏家による生演奏を聴いたり、私たちの生活の中の実音に耳を傾けることにも時間を充てることにしたい。 <授業内容> 第1部 「音と音楽とわれわれの生活」 <第1日&第2日午前> (1)イントロダクション〜サウンドスケープとは (2)環境音楽とは (3)音楽のリラクゼイション効果 (4)音のデザインと生活<個人生活篇> (5)音のデザインと生活<産業篇> (6)音楽産業が仕掛けたヒーリング音楽 第2部 (1)レクチャー・コンサート「音楽が彩る私達の日常生活〜環境音楽の生演奏を聴く」 @ミレニアム・ホール 苫米地義久(サックス)石塚まみ(ピアノとボーカル) (2)実習:教室を出て自然や街中の実音を聴く<第2日午後> 第3部 「メディアの進展と音楽」 <第3日> (1)音楽メディアの歴史 〜オルゴールからレコード・CD・音楽配信まで (2)音楽ビデオの役割と効果 (3)映画における音楽の役割 (4)アニメーションと音楽 (5)テレビCMと音楽 (6)まとめ |
評価方法: | 出席状況 レポート課題(第3日に出題) 毎日の授業へのコメント(毎日提出が必須) によって評価します。 |
参考文献: | 小沼純一『サウンド・エシックス』平凡社(新書)、2000年 |