前期(火・4)時間割表へ
前期(金・4)時間割表へ
    日本語学特論
  
HASEGAWA NOBUKO 
長谷川 信子
4単位 
1〜4 
前期 
50101300

多くの学生にとって日本語は母語であろうが、母語であるが故にその規則性・体系については意識する機会は少ない。そのため「最近の学生は言語力が落ちている」と言われても、そもそも「母語の言語力」とは何か?という問いについても考察の基盤は希薄であろう。本講義では、以下の問いに統語構造・文法規則と体系の観点からアプローチし、日本語を含めた言語の複雑さとその背後にある規則性と体系を把握できるようになることを目指す。
「言語力」とは何か?
述語の概念意味のタイプと統語構造
語用機能の体系と統語構造の関係
「ハとガ」と「格」
「敬語現象」「やり・もらい表現」
日本語に見られる人称制限
日本語と英語の体系的相違点(統語構造と語用機能)

評価方法: 出席、宿題(ウィークリージャーナルを含む)、期末テスト、レポート、クラス発表

テキスト名: 未定。追って指示する。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 詳しくは最初の授業に配布するシラバスに記載するが、最初の2〜3回程度の講義では、の観点から言語の機能と文法体系、言語分析の考え方の導入する。その後、日本語の全体像を提示した上で、上記の現象について、詳細な考察を行い、へと繋げる。出席者数にもよるが学生にも発表してもらいたい。