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西洋古典語概論IIA
古典ラテン語入門(2)
WADA YOSHIHIRO
和田 義浩
2単位
1〜4
後期
50100901
西洋古典語概論
(前期)に引き続き、その講義内容に基づく形で、古典期のラテン語に関する講義を進めてゆく。前期において説明が出来なかった文法規則の習得を目指しながら、初歩的なテキストの読解にも取り組み、ラテン語の構文に親しむことを最終的な目標とする。また前記同様、可能な範囲内で、古典ギリシア語の構文についても補足的に説明してゆくこととする。なお以上の趣旨を踏まえ、本講義の受講は、原則としては、前期の講義受講者を対象とする。ただし、事情に応じては適宜相談の上、受講の可否を判断するものとする。
評価方法:
出席状況と最終試験の結果から総合的に判断する。
テキスト名:
有田 潤『初級ラテン語入門』白水社、1964年
テキストは必ず各自用意のこと。参考文献については講義内で指摘する。
注意事項:
古典期の語学の学習という性質上、日頃からの自主的な努力が要求されることを、是非とも念頭に置いておくようにしていただきたい。
先にも記したように、本講義は前期の「西洋古典語概論
」での講義内容を前提とするので、本講義の受講は原則、前期の西洋古典語概論
の受講者に限ることとする。
授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.
前期(西洋古典語概論
)の内容の総合的復習(その1)
2.
前期(西洋古典語概論
)の内容の総合的復習(その2)
3.
動詞の様々な時制と、その活用について
4.
動詞の「態」について
5.
名詞について(その5)第4変化名詞と第5変化名詞
6.
分詞について(その1)基本的な分詞の種類と変化
7.
分詞について(その2)分詞を用いた文章の実際
8.
「格」の機能について(その1)
9.
「格」の機能について(その2)
10.
動詞の「法」について(その1)「法」に関する一般的説明
11.
動詞の「法」について(その2)「直説法」の総括と「命令法」
12.
動詞の「法」について(その3)「接続法」とその活用
13.
動詞の「法」について(その4)「接続法」を用いた文章の実際
14.
ラテン語と近代ヨーロッパ語
15.
講義全体の総括