前期(火・2)時間割表へ
    日韓対照言語研究I
  
IN SAENGHEE 
印 省煕
2単位 
2〜4 
前期 
44100500

日本語と韓国語の対照言語学の観点から、音声・音韻、語彙、文法、表現、言語行動などにおける日本語と韓国語の類似点と相違点を考える。韓国語学習者または日本語学習者に現れる母語の影響による誤用例や特徴なども織り交ぜながら考察する。
まず日本語と韓国語についての概論的な先行文献内容を紹介した後、実際の学習者の誤用例を通して日韓の対照言語研究の可能性を考える。誤用例については受講生が内容をまとめ発表を行い、討論、意見交換を行う。
前期の授業では、似ていながら異なる日韓両言語についての対照研究の面白さ、可能性を体感してもらい、自分の興味のあるテーマを見つけることを目標とする。

評価方法: 出席と授業参加など平常点40%、発表とレポート60%

テキスト名: テキストは随時プリント。
主な参考文献:『日・韓語対照言語学入門』白帝社1992、『講座日本語と日本語教育 第12巻 言語学要説(下)』明治書院1990、『日本語と外国語との対照研究 日本語と朝鮮語 下巻 研究論文編』国立国語研究所1997、『日本語と外国語との対照研究 対照研究と日本語教育』国立国語研究所2002等、その他の参考文献は講義で示す。

注意事項: 日韓対照言語研究1.2を通年で受講することが望ましい。特に、後期で日韓対照言語研究2を受講する予定の人は、前期の日韓対照言語研究1を受講しておく必要がある。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション:授業計画の説明
2. 韓国語の概要:韓国語について

3. 日本語と韓国語の対照
4. 音声・音韻    
  
5. 語彙:漢字語、意味のずれ
6. 文法:ムード・テンス・アスペクト
7. 指示語、接続形等の文法一般
8. 表現:敬語、擬声語・擬態語
9. 言語行動:日韓コミュニケーションスタイル
  
10. その他:学習者の誤用例を通してみた日韓対照研究
11. 誤用例の発表と討論

12. 誤用例の発表と討論
13. まとめ