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    スペイン語学概論I
  スペイン語の科学
AOTO SEIICHI 
青砥 清一
2単位 
2〜4 
前期 
43100300

 1.言語学の様々な分野を概観し、スペイン語を科学的・多角的に捉えることを目的とする。同時に海外留学において必要となるスペイン語の文法用語を覚える。

 2.言語とは常に変化する記号体系である。その過程を語形と意味、並びに自然・社会環境や人の認知活動などの各方面から考察することによって、規範文法とは異なったスペイン語に対する見方を得てもらいたい。

 3.主な授業形式は、スペイン語で書かれたプリントを予習し、授業中に各自の解釈と考察をスペイン語・日本語で発表、講師による解説を聞いた上で、翌週までにスペイン語でレポートにまとめる。

 4.留学を希望する学生には特に受講を勧める。

評価方法: 口頭発表、レポート、期末試験。全ての項目において60点を基準とする。

参考文献: 田中春美、他言語学入門大修館書店1975
Milton M. Azevedo, Introduccin a la lingustica espaola, Prentice Hall, 1992
Ignacio Bosque y Violeta Demonte, Gramtica descriptiva de la lengua espaola , Espasa, 1999
Rafael Lapesa, Historia de La Lengua Espaola, Gredos, 1997
江藤一郎基本スペイン語文法弘学社2003

  テキストはプリントで配布する。

注意事項: 幅広いスペイン語学の諸分野を足早に概観していくため、3回を超えて欠席してはならない。加えて、3回の遅刻は1回の欠席に相当するものとする。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 言語学、スペイン語学の研究分野
2. スペイン語の歴史(1)俗ラテン語からカスティーリャ語へ
3. スペイン語の歴史(2)中世
4. スペイン語の歴史(3)黄金期
5. 現代スペイン語学(1)音声学
6. 現代スペイン語学(2)音韻論
7. 現代スペイン語学(3)形態論
8. 現代スペイン語学(4)統語論
9. 現代スペイン語学(5)意味論
10. 現代スペイン語学(6)語用論
11. 対照言語学 <日本語とスペイン語の限定表現>
12. 社会言語学 <スペイン各自治州の言語政策>
13. 予備日
14. 予備日
15. 期末試験