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    中国経済概論II
  中国の産業発展と対中ビジネス
SUZUKI TAKAMOTO 
鈴木 貴元
2単位 
1〜4 
後期 
42302000

本授業は、中国の産業発展の動向と問題点を理解することを通して、ビジネスに必要な基本的な知識、論理的考察力、素養を高めることを目的としている。テーマは、中国の代表的な産業の発展動向と対中経済・貿易・投資関係及びビジネスの現状とし、講義とディスカッションにより、ビジネスに対する理解と理解力を深めていく。授業では、最新の経済動向を扱うため、新聞やテレビニュースなどで事前に情報を収集しておくことが好ましい。最初の3回の講義は、前期の復習となるが、前期の授業を履修しておくことが好ましい。

評価方法: 出席回数、発言回数・内容、レポートの3つで評価。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. オリエンテーション:中国とのビジネスに必要な視点。学習の心得。
2. 前期の復習現代中国経済(WTO加盟で本格的な国際化を向かえた中国経済)
3. 前期の復習中国経済予測(2020年の中国経済と対中ビジネス、日本のあり方の変化)
4. 中国産業の理解自動車産業と中国企業の性向・マインド(投資ブームと過剰生産問題の関係)
5. 中国産業の理解電気産業と中国企業の性向・マインド2(投資ブームと国際競争、技術力との関係)
6. 中国産業の理解鉄鋼産業と中国政府の性向・マインド(国有企業・地方政府とその問題点)
7. 中国産業の理解化学産業と中国政府の性向・マインド2(産業・貿易政策とその問題点)
8. 中国産業の理解流通産業と消費動向(中国マーケットの動向)
9. 中国産業の理解物流産業と消費動向(国内市場の可能性と問題点)
10. 中国産業の理解金融業と構造問題(産業構造高度化の問題点)
11. 中国産業の理解サービス業と構造問題(知的財産権、信用等の問題)
12. 日本の対中ビジネスを考える対中投資の課題からの視点
13. 日本の対中ビジネスを考えるディスカッション