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    英国研究入門I
  今日のイギリス-その国家と社会:基礎編
AKIMOTO TOMIO 
秋本 富雄
2単位 
1〜4 
前期 
41401900

この講義の目的は、イギリス(Britain)という「国と社会」の「今」を理解するための基礎的知識を身につけてもらうことにあります。授業では、ヨーロッパの辺境に位置するブリテン島を中心に構成される島国UK(United Kingdom)の諸特徴を、地勢、国民、社会構造、憲法制度、政体といった側面から順に考察していきますが、時間の許す限り、イギリスに関するアップ・トゥー・デイトな話題も扱っていく予定なので、授業の項目・進度に若干変更が出る場合もあります。

評価方法: 原則として定期試験およびレポートによる評価。

参考文献: John Oakland, British Civilization: An Introduction, Routledge, 2006
John McCormick, Contemporary Britain, Palgrave, 2003
ポール・スノードン、大竹正次イギリスの社会早稲田大学出版部1997

  講義はレジュメを中心に進めていきます。テキストはありません。
英書は、この講義のプログラムを作成するうえで参考にした書物で、欧米の大学生向けのテキストです。

授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. イントロダクション
:現代英国研究の視座
2. イギリスの地勢
:地形と気候
:1次産業の状況
:エネルギー資源
:交通
3. イギリスの人々
:イギリス国民形成の歴史
:ナショナリズムと地域主義
4. イギリス社会の現況
:イギリス社会の多様化
:マイノリティーと移民の「新しい波」
5. イギリスの憲政
:イギリスの君主制
:「成文」憲法のない英国憲政
:労働党政権による憲政改革の現状
6. イギリスの議院内閣制
:イギリスの議会制度
:首相と内閣
7. イギリスの司法制度
:裁判制度
:法曹職の特色