後期 集中講義へ
    本を読む−33
  
HORIUCHI MINEKO 
堀内 みね子
1単位 
1〜4 
後期 
30005133

本書は、日頃何気なく使っている日本語表現やその背景にある意味を改めて考えさせてくれる本である。しかも、平易な日本語と大変おもしろいエピソードが盛りだくさんで読みやすい。電車の中でも読みながら思わず笑ってしまうので、まわりに「怪しい人」と誤解されることもあるかもしれない本である。日本語で書かれた本をまだ1冊も読んだことがないという人でも、どんどん読みたくなってしまうような本である。第一部には、外国人の日本語、いまどきの若者のことばづかい、IT時代のおしゃべりなど日本語のいろいろな種類について書かれている。第二部では、日本人が日本語をどのように使っているのかについて読むことで、日本語表現や言語活動の背景にあるものを考える機会を与えられる。日本語母語話者の学生にとっても、また外国語として日本語を学んできた留学生にとっても、本書を通して言葉や人間について考えたり、自分自身の日本語学習過程をふりかえったりしながら、日本語や日本人についてより一層理解が深まるはずである。すすめ方は、顔合わせ(2回)への参加と履修学生と担当者が参加するML(メーリングリスト)による意見交換を行う予定なので積極的な参加を期待する。日本語の非母語話者、母語話者、また日本語教員養成課程履修者の参加を歓迎する。



評価方法: 顔合わせ(2回)、ML意見交換、レポート(2000字程度)提出(ML上でも提出)を総合的に評価


テキスト名: 金田一秀穂『新しい日本語の予習法』年角川Oneテーマ21、角川書店2003

注意事項: 集合時間と場所:昼休み時間、履修者数により研究室(4302)か教室(後日連絡)集合
注意事項:
履修希望者は、後期授業開始後1週間までの間に担当者研究室に受講表(必ず学籍番号、所属学科、学年明記)を提出する。
担当者から履修の可否を直接学生にメール連絡するので、履修希望学生(メール連絡で履修許可の学生)は、課題本を大学内書店で購入し、顔あわせ[9/27]に本持参で必ず参加する(場所は後日連絡)。
ML登録後(10月以降)の連絡は全てML上で行う。期間中は、各自メールを随時確認する。 


授業計画――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1. 9月27(木); 顔合わせ(自己紹介、ML意見交換、予定などの説明)
2. 10月〜11月; ML意見交換/レポート執筆期間
3. 12月6日(木); 顔合わせとレポート提出
4. 12月〜1月始; ML上にもレポートを提出し、学生相互間で意見感想交換