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本を読む−13 |
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30005113 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: |
面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 平野啓一郎『本の読み方−スロー・リーディングの実践−』PHP<PHP新書>、2006年 |
情報があふれ、忙しい現代においては、本もできるだけ速く、たくさん読まなければいけないと考えがちである。しかし、そうした読書は単なる一時的な情報の処理にすぎない。ゆっくりと時間をかけて本を読むことによって、読書は楽しく、また私たちの人生を豊かにしてくれるものとなる。著者は、そのような読書を、「スロー・フード」にならって「スロー・リーディング」と名づけ、夏目漱石『こころ』から金原ひとみ『蛇にピアス』まで、さまざまな小説や評論をとりあげて、その方法を実践的に紹介している。本体720円(税別)。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 矢部個人研究室:1233号室(1号館2階)、オフィス・アワー:水3限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。 |