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本を読む−7 |
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30005107 |
「本を読む」は、一冊の本を読みとおすことを通じて本を読む面白さ、奥深さを体験し、読書する習慣を身につけてもらうことを企図したものである。さまざまな分野の教員が自らの専門の見地から、学生に読んでもらいたい本(新書等)を推薦している。本を推薦した教員は、本に書かれていることを解説するというよりも、読者自身が感動したり気づいたりしたことを、対話によって引き出し、考えを深める手助けをする。この授業を契機として、これからの読書経験を豊かなものにしてほしい。 |
評価方法: | 面談とレポート(1200字程度、採点後返却する)。 |
テキスト名: | 角山栄『シンデレラの時計』平凡社〈平凡社ライブラリー〉、2003年 |
本書は時計の発達と、人々の時間意識の変化という、身近で重要な問題を分かりやすく説明している。 記述は中世ヨーロッパから日本の江戸時代にまで及ぶ。タイトルともなっているシンデレラの物語について、著者は魔法が解けてしまう夜の12時の15分前、すなわち11時45分という中途半端な時間に鳴る時計はあったのか、というユニークな疑問から出発する。そして、なるほどと思わせる結論を導き出す。その他にも、本書は時計と時間に関する興味深い指摘に満ちている。本書を通じて、時間の使い方、日々の生き方について考えてみたい。本体900円(税別)。 |
注意事項: |
この授業は、教室で定期的に行われるものではなく、本を推薦した教員と受講者との間で個別的に行われる。受講希望者に対する履修説明会を学期初めに開催する。希望者多数の場合は人数制限を行う。課題本を昨年度以前に読んだ者の履修は認めない。 土田個人研究室:1237号室(1号館2階)、オフィス・アワー:火2・4限、金3限。 履修制限:履修者は最大で10名程度。 |